IT業界研究 (ユーザー系、メーカー系、独立系)
こんにちは!
最近多忙で、気づいたら1か月近くブログの更新が停滞してました。。。
18卒の方は、就活開始ですね。
この時期大変だと思いますが、みなさん体に気を付けてください。
今回はIT業界のSIerの分類について書こうと思います。
まずSIerとは何なのか?
システムインテグレーター(英: System Integrator)は、個別のサブシステムを集めて1つにまとめ上げ、それぞれの機能が正しく働くように完成させる「システムインテグレーション」を行なう企業のことである。情報システム(情報技術産業、IT業界)、軍需産業において名乗ることが多い。略してSIer(エスアイヤー)などとも呼ばれる。
(Wikipedia引用)
そしてSIerには3つの分類があります。
1)メーカー系
もともと、コンピュータを作って、売っていた会社。コンピュータを売るために、ソフトウェアを作っていた会社を指す。
例)日立製作所系
日立システムズNEC系
富士通系
東芝系
三菱電機系
日本IBM系などがあります。
2)ユーザー系
コンピュータの会社でない大企業の情報システム部門が独立したもの。独立して会社になれば、他の会社からの仕事も請けられるので、利益を出せる。
例)野村総合研究所
新日鉄住金ソリューションズ
SCSKなど
3)独立系
メーカー系やユーザー系以外の情報システム専門の会社。
親会社を持たない、資本的に独立した会社。独立系の会社の子会社もこちらに分類される。メーカーや他のSIerからの下請け業務を行うこともある。
例)大塚商会、
DTA
オービックなど
私はユーザー系と独立系をメインに受けていました。
そのため、メーカー系の話はあまりかけないと思います。
ご了承ください。
まずユーザー系の話からしたいと思います。
これはあくまでたまこSEの話なので、自分の必要な情報か取捨選択して読んでください。
ユーザー系のメリットは、親会社から仕事が来るので、安定していると思います。
また親会社の福利厚生が同じことが多くとても魅力的です。
一方デメリットは、親会社の仕事が減った時、会社経営のため、外部の仕事をとるときがあります。これを外販といいます。親会社からの仕事をやるときは、内販といいます。
最近では、ユーザー系でも外販の割合を増やしていこうという傾向があるそうです。
後個人的な意見ですが、ユーザー系は親会社のこともよく理解したうえでESを書いたり、面接を受けたほうがいいです。親会社が金融系なら、金融の知識を活かしたほうがいいでしょう。企業研究で親会社のことも込みで調べたほうがいいです。
次に独立系について書きたいと思います。独立系もメリット、デメリットあると思います。ここで注意してもらいたい点は、
その企業が何次請けなのかです。
その前にまず上流工程と下流工程について説明します。
SEの仕事の流れで一般的なのが、ウォーターフォールモデルです。
要件定義→設計→開発→テスト→運用→保守
という流れになります。
(本によっては設計が細かく設定されていたり、
運用、保守が載っていない場合があります)
まず要件定義とは?
要件定義は、お客様にどのようなシステムを作りたいのか話を詰める作業をします。
必要なことは、お客様はシステム知識がある方もいれば、無い方もいらっしゃるので専門用語を使わずに分かりやすく説明することです。この時の話での決定事項を基に設計を行っていきます。
設計とは?
基本設計や機能設計やプログラム設計など開発で必要な作業を設計します。
開発(プログラミング)とは?
設計書をもとプログラミングを行っていきます。
テストとは?
まず単体のプログラミングが作動するか確認し、次に複数のプログラムを連結し不具合がないか確認していきます。この確認作業をテストといいます。また受け入れテスト(導入)というテストがあり、お客様に納入して、実際に確認していただくテストがあります。
運用とは?
障害対応やシステムの監視等のことを指します。
保守とは?
導入したシステムがうまく作動しているか保守を行います。システムのアップグレード等一定期間たつとまた仕様が変わるので、追加要求への対応をします。
では上流工程とは?
要件定義や設計、分析などを上流工程といいます。
下流工程とは?
開発やテスト、導入など、具体的なソフトウェア
の構築・配備に関する工程のことです。
ここでやっと何次請けの話が出てきます。上流工程に直接携われる会社直接仕事がもらえるので一次請けといいます。
それ以外に二次請けや孫請けという下請けの仕事があります。開発の作業が自社の人員で足りない時、他の会社に依頼します。これが二次請けです。さらにその会社でも間に合わないときに依頼して仕事する会社を孫請けといいます。
一次請けのほうが賃金も高く、下請けになるほど賃金は低くなっていく場合が多いです。
独立系の場合は、その会社が何次請けなのか上流工程に携われるのか確認したほうがいいです。
今回はここまでにしておきます。では!